オリンピックなどの国際競技大会で活躍できる選手をジュニア世代から一貫して育成する強化事業として、日本オリンピック委員会(JOC)が2008年4月に開始。ナショナルチームの練習場である味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)を練習と生活の拠点として、中学1年から高校3年までの有望選手を近隣の学校に通学させながら、専任のコーチ陣による競技力強化をはかる。それとともに、社会性や人間性を向上させるための知的能力開発、海外で活躍できるようにするための語学教育、栄養や健康管理の指導なども併せて行っている。生活費や学費はすべてJOCが負担。08年に第1期生として卓球6人、レスリング5人の選手が入校。12年の第5期生はレスリング、卓球、フェンシングの各3人で、総勢42人(卓球18人、レスリング12人、フェンシング12人)の在籍者となった。12年度は、卓球の佐藤優衣(帝京高校3年)がエリートアカデミーキャプテンを務めている。