アメリカで、1998~2004年まで6シーズンにわたって、ケーブルテレビで放送された人気連続ドラマの映画化作品。監督・脚本・製作はマイケル・パトリック・キング。ニューヨークを舞台に、サラ・ジェシカ・パーカー扮するコラムニストのキャリーをはじめとする、個性も生き方も違う自立した4人の30代独身女性の、恋、友情、生活が本音たっぷりで描かれて大ヒットとなった。日本においてもテレビドラマは衛星放送やDVDで見られており、熱烈な女性ファンが多い。映画は、08年5月30日の全米公開に続いて8月23日に日本公開。公開に合わせて、無料のスペシャルプロモーションDVDを配布したり、WOWOWではテレビシリーズ全6シーズンを一挙に放送。また、女性誌ばかりか一般誌、テレビの情報番組でも多数取り上げられ、話題を呼んでいる。「Weeklyぴあ」誌の8月23日公開の映画12本を対象にした映画館前出口調査で、満足度ランキングの1位となった。セックスに関するあけすけで正直なトークも魅力だが、見どころの一つは登場人物のファッション。衣装を担当したパトリシア・フィールドは、スーパースタイリスト、カリスマスタイリストと呼ばれ、そのオリジナリティーあふれるファッションが高く評価され、エミー賞を2度、コスチュームデザイナー組合賞を4度受賞している。