縄文時代の文化、環境、生活などに関する知識を幅広く問うご当地検定。青森県の「三内丸山遺跡」をはじめ縄文の魅力を発信するNPO法人「三内丸山縄文発信の会」の主催で、2011年3月5日、「第1回初級試験」を実施した。「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の世界遺産登録を目指す機運を盛り上げ、併せて正しい理解と次世代への継承などを目的に企画。設問は、試験に先立つ同年1月刊行の公式テキストブックなどに基づき、域内15遺跡をはじめ全国にある縄文遺跡を対象に、当時の衣食住などを答えるもので、択一式100問のマークシート方式。試験時間は90分で70点以上なら合格となる。受験資格は特になく、受験料は一般3000円、18歳以下2000円(いずれも税込)。合格者には合格認定証を送付する。青森市文化会館(青森市内)や八戸商工会議所(八戸市内)をはじめ全6会場に92人の申し込みがあった。今後は東京や仙台での開催も視野に入れながら12年度中に「中級」の実施を予定。さらに「上級」の創設も計画されている。