毎年春に開かれる世界最大級のアニメ総合見本市で、略称は「TAF」。アニメ制作会社をはじめ、メディア、ゲーム、玩具などの関連企業や官公庁、自治体などが参加する実行委員会の主催で、2002年からスタート。第9回目となる「東京国際アニメフェア2010」は、10年3月25~28日(25~26日がビジネスデー、27~28日がパブリックデー)、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された。最新情報をキャッチできる「見本市」、シンポジウムやステージ、特別企画展などの「イベント」、「東京アニメアワード」を核に優秀な作品を表彰する「コンペティション」の3つのカテゴリーから成り、国内外244のアニメ関連企業・団体が615のブース(うち海外59社、60ブース)を出展。来場者は4日間で過去最高の13万2492人に達した。今回はベルリン国際映画祭出品作「宇宙ショーへようこそ」、スタジオジブリの新作「借りぐらしのアリエッティ」といった話題作や、3DCG技術の解説イベントなどが注目を集め、声優やクリエーターによるライブやトークショーなどで、ファンが大いに盛り上がった。