何人かでチームをつくり、一定時間内に一定の地域内で拾ったごみの種類と量によってポイントを争う競技。2008年3月にマーケティングプランナーの男性が考案し、同年5月に都内の大学など8チームが参加して、初の大会が東京の渋谷で開かれた。4~10人程度を1チームとして、60~90分間でごみ拾いを競うが、燃えるごみや空き缶は100グラムで10ポイント、たばこの吸い殻は10グラムで20ポイントなど、重量だけでなく、ごみの内容や拾いにくさなども評価してポイントが決められている。安全確保のため走るのは禁止で、違反すると同行する審査員に減点される。社会奉仕としてごみを拾うとなると義務感や受け身の感覚が生まれるが、スポーツの要素や遊び感覚を盛り込み、家族や友人などチームで行うことで、楽しさや達成感が味わえる上、小学生から高齢者まで、だれでも同等に競うことができるという。普及のために「日本スポーツGOMI拾い連盟」が08年5月に結成され、全国各地で地域の分別方法に従ったやり方で大会が開かれている。10年12月5日には、東京都品川区のJR大井町駅周辺で、「第1回スポーツGOMI拾い全国大会in大井」が全国から57チーム、280人以上を集めて開催された。