アメリカのカジノ大手「ラスベガス・サンズ」が手がけた世界最大級のカジノエリア(約5万平方メートル)を含む総合リゾート。ホテルやブランドショップ、国際会議場、コンサートホールなどを併設し、2007年8月28日、マカオの埋め立て地「コタイ」地区にオープンした。マカオのカジノ関連の売上高は、06年にアメリカのラスベガスを抜いて世界1位となっている。また、日本からマカオへの渡航者数は、06年に22万190人で2年連続前年比30%以上増え、世界からの総渡航者数も約2199万8000人と急増。今後、数年間でヒルトン、フォーシーズンズ、シェラトンなど世界の一流ホテルチェーンの大型ホテルが、リゾート一帯に次々に完成する予定。マカオは、1999年12月にポルトガルから中国に返還され、中国政府による一国二制度のもと、カジノ産業に外資が参入し、地元資本とともに急成長している。