イタリアの数字選択式の国営宝くじ。1から90までの数字を6個選んで当てる。すべて当たる確率は6億分の1といわれている。抽選は週3回行われ、当たりが出なかった場合、賞金は次回へと積み上げられる。2009年1月以降、当たりが出なかったため、09年8月17日に、賞金額がヨーロッパ過去最高の1億3990万ユーロ(約186億円)に到達して注目を集めた。近隣の国の住民が、くじを購入するため大挙してイタリアに押しかけたため、国境では渋滞がおこり、財政難の一部の自治体は財源を確保しようと公費でくじを購入。あまりの過熱ぶりにカトリック教会などが射幸心をあおるとして懸念を表明するなどの騒ぎに。09年8月22日、賞金が1億4780万ユーロ(約200億円)になったところで、ついに当選者が誕生。イタリアのトスカーナ州にある人口約2000人の町に住む男性で、2ユーロ(約270円)分を購入したといわれている。くじの総売り上げの半分以上は国庫などに入る予定。