毎年春にスイスのバーゼルで開催される世界最大級の時計、宝飾品の見本市。2011年は3月に開催され、約16万平方メートルの展示会場に、45カ国から1892社が出展。会場やウェブ上でチケットを購入すれば誰でも入場することができ、100カ国から10万3200人が訪れた。1917年に開催された「スイス見本市 バーゼル」に起源をもっており、2003年にBASELWORLD, The Watch and Jewellery Showが正式名称となった。1986年には、ヨーロッパ以外からの出展も認められ、日本の時計メーカー4社が初出展。2011w年には、日本人として初めて菊野昌宏が、独立時計師協会のブースに出展した。独立時計師協会(通称アカデミー)とは、大手メーカーに所属せず昔ながらの伝統的な技法で時計作りを行う独立時計師数十人による国際的な団体。1984年にスイスのジュネーブで設立され、バーゼルワールドには85年から毎年参加している。2011年は、菊野昌宏を含む20人の独立時計師が同協会のブースに出展した。