日本トイレ研究所が、2009年2月中旬から3月中旬の約1カ月間実施する全国キャンペーンで、トイレットペーパーや水を大切に、トイレをきれいに使おうと呼びかけるもの。トイレの節水や省エネ、省資源を二酸化炭素(CO2)排出量削減へつなげることを目的とする「トイレから始める6%削減運動」の第一弾。全国の公共・商業施設のトイレ約1000ブースで実施する。トイレットペーパーは木、トイレの水は川と、トイレをジャングルに見立てた詩など、ユニークな「トイレの詩」が印刷されたA4サイズほどのシールが個室などに掲げられる。この「トイレの詩」やトイレをモチーフにしたアートボードを掲げた先行キャンペーンが、08年12月に東京の新宿高島屋と神奈川のラスカ平塚の女性用トイレで2週間にわたって実施されており、トイレットペーパーの使用量が約13~20%削減されるなどの成果を挙げたという。日本トイレ研究所は、日本トイレ協会の事業部として08年7月に発足。「すべての人にきれいなトイレを」という理念を掲げ、国内外のトイレの改善・整備をとおしたよりよい社会づくりを目指している。今後は水や電気の使用を減らす運動も実施するという。