口に含んだ柿の種を吹き飛ばして、飛距離を競うユニークな大会。「桜と一式飾りと富有柿(ふゆうがき)の町」鳥取県西伯郡南部町が、特産の富有柿を広めようと、1989年から毎年11月23日に行っている。メンズ、レディース、ペアレント&チャイルド、パーティー(女性2人以上を含む5人のチーム)の4部門に分かれ、自分で食べた南部町特産の富有柿の種を、1.5mの助走路を走り、タイミングと全身のばねを使って吹き飛ばす。肺活量のみでは飛距離は出ないという。21回目を迎えた2009年の大会には、兵庫県宝塚市で行われた関西地区予選会の優勝者が招かれ、マスコットの「なんぶカッキーズ」(フーちゃん、ユーくん)も応援するなか、県内外の延べ500人が柿の種の飛距離を競った。飛距離13.35mで優勝したメンズの中島さんと、レディース優勝(飛距離11.32m)の倉本さんにハワイ旅行が贈られたのを始め、各部門の入賞者への賞品のほか、参加者全員に柿の袋詰めが贈呈された。