インターネット事業大手のサイバーエージェント(東京都渋谷区)が運営するインターネット上の仮想空間サービス。ユーザーは分身キャラクターであるアバターを作り、ゲームやネット上の仮想スペースで他のユーザーと交流して楽しむ。アバターは頭部が強調された2頭身で、顔のパーツや髪形、服装などを細かく設定して自分好みに変えられ、アイテムを購入してさらにカスタマイズすることもできる。浅草、京都、中国や、バブル時代、古代エジプトといった古今東西の仮想都市を設置。世代別や趣味別に集まれるエリアも用意され、気の合う者同士でチャットできる。実店舗をもつ企業と提携して、コンビニや服飾店などの仮想店舗を出店したり、芸能人や国会議員といった著名人とアバターを介して交流するイベントを開催するなど、現実のものや人をPRする場としても活用されている。アメーバピグは2009年2月から開始され、会員数は10年11月時点で495万人を超える。また、同社が10年3月に始めたアメーバピグの英語版「AmebaPico」は、アメリカ、インドネシア、フィリピンを中心に会員を増やし、年内に300万人を超える見込みだという。