大麦のワインの意味で、イギリスを発祥とするビールのスタイルの一つ。寒冷な気候のためブドウの栽培ができなかったイギリスが、ワインに対抗してつくったと言われている。原料は通常のビールと同じ、麦芽とホップと水だが、鮮度が重要と言われるビールとは逆に、時間をかけて熟成していくという製法を取っており、ワイン並みにアルコール度数が高い。地ビール醸造・販売のサンクトガーレン(神奈川県厚木市)が、2008年11月20日のボジョレー・ヌーボー解禁日にバーレーワイン「el Diablo 2008」を3000本限定で発売する予定。「el Diablo」は通常のビールの2.5倍の麦芽と、6倍のホップを使用しており、色はこはく色で、甘みが強く、非常に芳醇で濃厚な口当たりという。アルコール度数は通常のビールの約2倍の10%で、出荷時点で通常の6倍の熟成期間をかけているが、購入後に数年寝かせることで、より円熟味を増していくという。07年の11月にも3000本限定で発売したが、即日完売になるほどの人気だったという。