プロ野球セ・リーグの2011年レギュラーシーズンは、中日が2年連続9回目の優勝を果たした。中日のリーグ連覇は球団創設76年目で初めて。今季限りで退任する落合博満監督の下では4回目のリーグ優勝。2位以下はヤクルト、巨人、阪神、広島、横浜の順となった。個人成績の打撃部門では、巨人の長野久義外野手が打率3割1分6厘で初の首位打者に。本塁打王はヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(31本)、打点王は阪神の新井貴浩内野手(93打点)で、ともに初の獲得。阪神のマット・マートン外野手は180安打で2年連続の最多安打となった。最多盗塁は巨人の藤村大介内野手(28盗塁)。投手部門では、中日の吉見一起が最多勝利(18勝)と最優秀防御率(1.65)の2冠を獲得。巨人の内海哲也も18勝で初の最多勝利に輝いた。最多奪三振は広島の前田健太(192奪三振)、最多セーブは阪神の藤川球児(41セーブ)で、ともに2回目の獲得。