山口県萩市の見島(みしま)で、10~11月に市の後援で開催されているマグロ釣り大会。萩沖約50kmにある離島、見島には対馬暖流がぶつかるため、周辺海域はクロマグロ(本マグロ)が回遊してくる好漁場として知られている。トーナメントは漁場保護活動の一環として、漁業者と遊漁者が交流して釣りのルールとマナーを確立することを目的とし、1998年から始まった。開催期間は3日間で、参加者は2~5人でチームを組み、チームごとに釣った最大のクロマグロ1匹の重量を競う。2008年11月23日から開催された第11回大会には、18チームが参加。今大会には釣りが趣味の俳優、松方弘樹がゲストとして「チーム松方」を率いて参戦したが、初日の23日に約1時間の格闘の末、全長255cm、内臓を取り除いた状態で305kgという超大物を釣り上げ、そのまま優勝してしまった。それまでの最高記録は第3回大会での50kgで、チーム松方は大幅に記録を更新。300kgを超えるマグロは、見島でも過去に4本(匹)しか上がっていないという。このマグロは築地に空輸されて、税込204万9600円で競り落とされた。