映画「男はつらいよ」シリーズ48作のうち、初の海外ロケ地となったウィーンが舞台の「寅次郎心の旅路」公開20周年を記念して作られた、オーストリアのウィーン市内にある公園。寅さんのふるさと東京都葛飾区と友好姉妹都市関係にあるウィーン市北部のフロリズドルフ区が、ドナウ川近くの緑地約3000平方メートルを整備。2009年9月28日、両国関係者が参加して開園式典が行われた。シリーズ初の海外ロケが実現したのは、1980年代半ばに親日家で知られた前ウィーン市長(故人)が、飛行機内で偶然「男はつらいよ」を見て大ファンとなり、ロケ誘致を熱心に働きかけたため。その友好の印となる公園内には、日本庭園や寅さんの横顔が描かれたレリーフ付き石碑、日本語の案内板などが配置されている。また、今後、同区内で映画ポスターや葛飾区の風景の写真展示なども予定されている。