プロ野球パ・リーグの2011年レギュラーシーズンは、ソフトバンクが2連覇を果たした。前身の南海、ダイエー時代を通じて15回目のリーグ優勝。2位以下は日本ハム、西武、オリックス、楽天、ロッテの順となった。個人成績の打撃部門では、ソフトバンクの内川聖一外野手が打率3割3分8厘で、40年ぶり2人目となる両リーグ首位打者を達成。内川は横浜時代の08年以来2回目のタイトル獲得で、中日とロッテで首位打者となった江藤慎一に続く快挙。西武の中村剛也内野手が48本塁打で2年ぶり3回目の本塁打王。2位の松田宣浩(ソフトバンク)との23本差は史上最大差。中村は116打点で打点王も獲得し、2年ぶりの2冠となった。最多安打はオリックスの坂口智隆外野手が175安打で初、最多盗塁はソフトバンクの本多雄一内野手が60盗塁で2年連続2回目。投手部門では、ソフトバンクのD.J.ホールトンと楽天の田中将大が19勝でともに初の最多勝利。田中は、1956年の稲尾和久(西鉄)に次ぐパ・リーグ歴代2位となる防御率1.27で初の最優秀防御率にも輝いた。最多奪三振は、日本ハムのダルビッシュ有が276奪三振で2年連続3回目のタイトル獲得。最多セーブは、日本ハムの武田久が37セーブで2年ぶり2回目。