冷やしたラーメンのめんに生野菜を添えて、サラダ仕立てにした北海道の人気料理。正式名はラーメンサラダだが、略称で呼ぶことが多い。1985年、札幌市内にある札幌グランドホテルのビアホール「BIG JUG(ビッグジョッキ)」の佐藤保料理長が、新メニューとして考案した。発売当初は1杯1200円で、1日100食以上の注文が入る日もあったという。その後、主に居酒屋の定番メニューとして全道に広まり、ジンギスカンやスープカレーと並ぶご当地グルメ料理になった。基本スタイルは、ラーメン用の縮れめんを冷やして平皿に盛り、サラダ風に刻んだ生レタス、水菜、トマトなどをトッピングして、ごま風味ドレッシングをかけまわす。最近は各店が独自に工夫を凝らし、例えば地元産のジャガイモやニンジン、焼肉、エビ、貝などを使って和風、イタリア風、中華風に仕立てたラーサラも登場している。冷やし中華と違い、ビールや酒のつまみとして、一皿を何人かでつつき合って食べるのが一般的。家庭で作られることも珍しくない。