「Laugh&Peace(笑いとやすらぎ)」をテーマとして、吉本興業などが手がけるコメディーに特化した新しい映画祭。第1回目となる「沖縄国際映画祭2009」が、2009年3月19~22日、沖縄県北谷町(ちゃたんちょう)のアメリカンビレッジ等で開催され、最終日の22日、「“Laugh&Peace”コンペティション部門」の最高賞に相当する「ゴールデンシーサー賞」に、本木克英監督の「鴨川ホルモー」を選出。また観客が選ぶ「海人賞」(うみんちゅしょう)には、韓国のキム・ソンウク監督による「Unstoppable Marriage」が選ばれた。コンペ部門のほかにも特別招待作品部門、特別上映作品部門などがあり、さらに吉本興業の芸人が監督した4作品などと合わせ、長短編約200本を上映。トークショーやシンポジウムなどもあり、4日間で11万人が来場した。「ゴールデンシーサー賞」受賞の「鴨川ホルモー」は、「鹿男あをによし」などで知られる万城目学のデビュー作が原作。二浪して京都大学に入ったさえない主人公が、京都で1000年続く摩訶不思議な祭り「ホルモー」に巻き込まれていく様を描く。