デジタル一眼レフカメラからミラー(反射鏡)を省いたレンズ交換式のデジタルカメラのこと。一眼レフカメラは、撮影画像とファインダー画像を一致させるために、レンズから入った光をミラーに反射(レフレックス)させてファインダーへ導く構造になっているが、ミラーレス一眼カメラはコンパクトデジタルカメラ同様、撮像素子に入った光を背面液晶モニターで確認しながら撮影する。ミラーがない分、一眼レフカメラと同等の大型撮像素子を搭載しながらボディーを小型軽量化できる。2008年10月にパナソニックが「世界初」と銘打ったミラーレス一眼カメラを発売したのに続き、09年7月にオリンパス、10年6月にソニーが新商品を発売。小型でレンズ交換のできる新タイプの高画質デジタルカメラとして注目を集め、デジタル一眼カメラ全体に占めるシェアを順調に伸ばしている。