少年少女を対象とする硬式野球とソフトボールの国際的組織「リトルリーグ・インターナショナル」(本部・アメリカ)が毎年開催する野球の世界大会。満11~12歳(4月生まれの13歳含む)の男女が参加できる。アメリカの地区予選を勝ち抜いた8チーム(北東部、西部、五大湖、中部、中東部、北西部、中西部、南東部)と、国際8チーム(アジア・太平洋、南米、カリブ、中東・アフリカ、日本、カナダ、ヨーロッパ、メキシコ)の計16チームで争われる。リトルリーグは1939年6月、現在の本部があるペンシルベニア州ウイリアムズポートで、カール・ストッツという人が近所の子供たち12人を集めてつくった野球チームに始まる。当初は3チームだけだったが、徐々に参加チームが増え、やがて海外にも拡大。第1回世界選手権は47年に開催され、ペンシルベニア州代表が優勝した。2010年度現在105カ国・地域で7123リーグ(チーム)が登録し、4~18歳までの選手約220万人と、ボランティア約100万人が参加している。日本では1955年ごろから活動が始まり、世界選手権には62年から参加。67年に西東京が初優勝した。2012年8月26日、第66回世界選手権決勝では、日本代表の東京北砂リトルリーグが12-2でアメリカ代表のテネシー州グッドレッツビルにコールド勝ちし、01年以来2度目の優勝を果たした。日本代表は、今回を含め8度世界一に輝いている。