外国人マンガ家の優れた作品を表彰する制度で、マンガ文化の国際的普及を目指して、外務省が2007年5月に創設した。第1回国際漫画賞実行委員長は、マンガ愛読家で知られる麻生太郎外務大臣が務め、審査委員には漫画家の里中満智子、やなせたかし、ちばてつやなどが参加した。今回、世界26の国および地域から146作品の応募があり、最終選考に残ったのは19作品。その中から、国際漫画賞(最優秀作品)に輝いたのは、中国の春秋時代における孫子の生涯を描いた「孫子兵法」(李志清、中国)。そのほか「奨励賞」として「十五二十」(KAI、中国)、「Le. Gardenie」(Benny Wong Thong Hou、マレーシア)、「Hollow Fields」(Madeleine Rosca、オーストラリア)の3作品が選ばれた。7月2日には都内で表彰式が行われ、トロフィーが贈呈された。