乗用車の新しい燃費の計測方法のことで、経済産業省と国土交通省が2007年7月2日に導入を発表した。これまでの10・15モードの測定方法は、走行距離4.165km、平均時速22.7km/h、最高速度70.0km/hであったが、JC08モードでは、8.172km、24.4km/h、81.6km/hになった。内容も、細かく速度を変化させながらの運転や、エンジンが暖まった状態での発進だけでなく、冷えた状態からのコールドスタートなど、より日常の使用条件に近い状態で測定される。このため、燃費の表示は旧方法に比べて1割程度悪化するという。また、これまでと異なり、同一車種でも、車両重量の違いに応じて、それぞれに燃費が表示されるようになる。07年7月から、自動車カタログに順次、併記されるようになり、11年4月からはJC08モードに切り替わる。