世界中の人々が同じ2010年7月24日に撮影した動画を集めて制作された、長編ドキュメンタリー映画。動画共有サイト・YouTubeのプロジェクトで、監督はスコットランドのドキュメンタリー作家であるケビン・マクドナルド、総指揮にイギリスの映画監督リドリー・スコットとトニー・スコット兄弟。有名監督が作品を仕上げるだけでなく、投稿の条件は13歳以上であること、7月24日の24時間以内に撮影されたこと、YouTubeを介して7月31日までに投稿することなど程度で、経験に関係なく誰でも参加できることも大きな話題になった。投稿動画は192カ国から約8万本、4500時間分が集まり、その中から332組342人の動画を採用、90分のドキュメンタリー映画としてまとめられた。採用された人は映画のエンドロールにクレジットされている。また、採用されなかった動画は、YouTubeで公開された。完成した映画は、11年のサンダンス映画祭やベルリン国際映画祭などで上映されたあと、同年夏に世界中で公開された。世界中の人々のある同じ日の日常や特別なエピソードがまとめられた本作は、同年10月31日からYouTubeで無料公開されている。