「東京の今を切り取る」をコンセプトとする着せ替え人形。ピンクのクマ「モモ」で知られるメールソフト「PostPet(ポストペット)」(ソネットエンタテインメント)を手掛けた株式会社ペットワークスのアートディレクター真鍋奈見江のプロデュースにより、2001年8月に開かれたイベント「DOLLHEAD EXHIBITION 2001」で、身長約27センチの6分の1スケールドール「桃子‐momoko‐」としてデビュー。以後さまざまなイベントや展覧会、CMなどに登場して注目を集め、05年4月には、「モンチッチ」で知られる人形の「セキグチ」より、新生「momoko DOLL」として一般ユーザー向けの販売も始まった。「きりりとした意志のある顔」や、高いファッション性などにより、「大人のためのリアル・ファッションドール」として、ドールコレクターはもとより今まで人形に興味のなかった層にまで熱い支持を獲得。また時々の流行や真鍋の提案するコンセプトを体現したニューバージョンが次々に登場し、ファンを飽きさせない。ファッションブランドやアーティスト、ミュージシャン、アニメなどとのコラボ企画もしばしば催され、アートとしての評価も確立しつつある。06年からは、会員の投票によって新しいmomokoを決定する企画「みんなでつくるmomokoドール」を開催。毎年1月から6月まで、衣装、髪型、髪色、肌色、フェイスプリント(顔立ち)、メイクカラーの6カテゴリーから各月1つ、それぞれ6つの候補を挙げてネットで投票してもらう。一番人気の各パーツを集大成したドールは、翌年2月ごろ発売される。