プロ野球のセントラル、パシフィック両リーグが、2007年に導入したプレーオフ制度(ポストシーズンゲーム)。従来、各リーグの優勝チームに与えられていた日本シリーズの出場権を、ペナントレース終了後に、成績上位3チームが争うもの。各リーグの2位と3位が第1ステージ(2戦先勝の3戦制)を戦い、その勝利チームが第2ステージ(3戦先勝の5戦制)として優勝チームと戦う。プレーオフは、04年にパ・リーグで導入され、ペナントレースの終盤戦が、優勝争いのほか、3位争いでも盛り上がりを見せ、観客動員の増加につながったことから、両リーグで実施することとなった。しかし、リーグ3位のチーム同士が日本シリーズに進出する可能性もあり、日本一決定戦としての日本シリーズの位置づけがあいまいになるとの声もある。パ・リーグの先行実施時にあった、プレーオフの勝利チームをリーグ優勝とする仕組みは廃止され、クライマックスシリーズは、リーグ優勝とは別に、日本シリーズの出場権のみを争うものとなった。また、ペナントレース優勝チームにあらかじめ1勝を与える制度も廃止された。試合は、上位チームの本拠地で開催される。