JR東日本が、東北新幹線の新青森延伸開業に向けて開発を進める新型車両。最高速度は現行車両を45km上回る時速320kmで、フランス国営鉄道の高速列車TGVと並んで世界最速となる。2009年2月3日、同社が量産先行車のデザインを発表した。ボディーデザインは、淡いグリーンと白で上下に塗り分け、中央に現行「はやて」と同じピンクのラインをあしらって「未来を感じさせる先進的イメージとスピード感」を表現。先端部は、現行の「E2系」より6mも長い約15mの「ロングノーズ」で、空気抵抗を減らしてトンネル進入時の気圧変動を軽減し、騒音を抑える。また、10両編成中の客車には、航空機のファーストクラスに相当する「スーパーグリーン車(仮称)」も導入される。八戸~新青森間は10年12月に開業予定だが、新型車両の導入は11年春。当初は時速300kmで運行するが、13年春から時速320km走行を開始。これにより東京~新青森は3時間5分で結ばれることになる。