従来の園芸植物と比べ二酸化炭素で4~6倍、二酸化窒素で5~8倍もの吸収能力をもち、周囲の温度を下げる「打ち水効果」ももたらすツリフネソウ科の一年草で、「サカタのタネ」(本社・神奈川県横浜市)が開発し2006年から販売している。sun(サン=太陽)とpatience(ペイシェンス=忍耐)にちなむその名のとおり、夏の暑さに負けない旺盛な生育力をもつ。4月中旬から7月までが植えつけ期。鉢植えで約60cm、露地植えなら約1mの大株に育ち、花は初夏から晩秋まで咲き続ける。環境意識が高まるなかで人気を集め、日本国内だけでなく海外への出荷量も年々伸びている。公園の植栽としての引き合いも増えているという。