JR東日本が推進する環境に配慮したエコステーション事業の総称。(1)省エネ(高効率の照明や空調機などで消費エネルギーを削減)、(2)創エネ(太陽光発電など再生可能エネルギーを導入)、(3)エコ実感(自然換気システムなど、利用客がエコを実感できる施設を整備)、(4)環境調和(駅舎屋上などを緑化し、人と環境の調和をはかる)、の4つの柱で環境保全の取り組みを進める。その第1弾となるモデル駅として、中央線四ツ谷駅(東京都新宿区)の改良工事に2011年春から着手。11年度内の完成を目指す。照明や電気掲示器のLED化、トップライト(採光用天窓)や節水トイレの設置など、省エネ設備を導入するとともに、社員の省エネへの取り組みを支援。さらに赤坂口駅舎屋上に太陽光発電を設置するなどして、年間の二酸化炭素排出量で189トンの削減(08年度比で40%減)を目指す。また、エコ情報表示板や屋上ポケットパーク(小公園)を設置することで、利用者へのアピールや環境との調和をはかる。総工費は約10億円。ほかにもモデル駅の第2弾として、京葉線海浜幕張駅(千葉県千葉市)の改良を検討中で、今後も各支社で順次モデル駅を1駅ずつ整備していく予定。