最優秀選手賞は、史上初の昇格初年度J1優勝を果たした柏レイソルのMFレアンドロ・ドミンゲス。30試合に出場してチーム最多の15得点を挙げ、優勝に大きく貢献した。柏からの選出は初めて。得点王は、名古屋グランパスのFWジョシュア・ケネディが2年連続で獲得。2年連続の得点王は前田遼一(ジュビロ磐田)に次ぐ史上2人目。ケネディは、昨季を2点上回る19得点を挙げた。1990年4月2日以降生まれが対象となったベストヤングプレーヤー賞は、柏のDF酒井宏樹が受賞。酒井は右サイドバックとして今季27試合に出場、ベストイレブンにも選ばれて2部門の受賞となった。最優秀監督賞は、柏のネルシーニョ監督。シーズンを通して警告、退場処分を受けていない選手が対象となるフェアプレー個人賞は、ベガルタ仙台のMF梁勇基と清水エスパルスのDF太田宏介。ベストイレブンは、柏からDFの酒井と近藤直也、MFのレアンドロとジョルジ・ワグネルの4人が選ばれた。いずれも初の受賞。MFの清武弘嗣(セレッソ大阪)、FWのハーフナー・マイク(ヴァンフォーレ甲府)も初受賞。このほかの受賞者はGKの楢崎正剛(名古屋、6回目)、DFの田中マルクス闘莉王(名古屋、8回目)、MFの藤本淳吾(名古屋、2回目)と遠藤保仁(ガンバ大阪、9回目)、FWのケネディ(2回目)。遠藤は9年連続の受賞で、自身の持つ最多受賞記録を更新した。