日光国立公園から尾瀬地域を分離、独立させて誕生することが決まった、全国で29番目の国立公園。2007年7月25日の中央環境審議会の答申を受けて、環境省が8月30日付けで指定を決定。尾瀬は、湿地の保全を目的としたラムサール条約にも登録されている、日本最大の高層湿原。「尾瀬国立公園」は尾瀬周辺の会津駒ケ岳や帝釈山などと合わせた約3万7200haで、福島、栃木、群馬、新潟の4県にまたがることになる。国立公園の新たな指定は1987年の釧路湿原(北海道)以来20年ぶりで、既成の国立公園からの分離は初めて。