2009年8月30日に投開票が行われた第45回衆議院議員選挙において、小沢一郎民主党代表代行が自由民主党、公明党の大物ベテラン議員への対立候補として立てた女性候補者たちのこと。国会議員当選後も、そのまま彼女たちの総称として定着した。民主党党首は鳩山由紀夫代表だが、選挙戦略の立案や強力な支援体制など、実質的な選挙戦の指揮を小沢代表代行が執っていることから小沢ガールズとよばれる。小沢代表代行の支援で当選し、その影響下にある若手の国会議員を小沢チルドレンとよぶが、07年の参議院議員選挙に続き、09年衆議院議員選挙でも143人の民主党新人議員が誕生し、そのうちかなりの数が小沢チルドレンとされる。小沢ガールズもその意味で小沢チルドレンの一部といえる。話題となった小沢ガールズは以下の通り(カッコ内は自公の対立候補)。福島2区の太田和美(根本匠自民党政調副会長)、群馬4区の三宅雪子(福田康夫前首相)、東京10区の江端貴子(小池百合子元防衛相)、東京12区の青木愛(太田昭宏公明党代表)、東京17区の早川久美子(平沢勝栄自民党国会対策副委員長)、愛知7区の山尾志桜里(鈴木淳司総務政務官)、石川2区の田中美絵子(森喜朗元首相)、京都5区の小原舞(谷垣禎一元財務相)、愛媛1区の永江孝子(塩崎恭久元官房長官)、長崎2区の福田衣里子(久間章生元防衛相)など。