ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で提供されるゲーム(ソーシャルゲーム)上で、ゲームをより有利に進める際に必要な希少アイテムを入手するための仕組み、またその商法のこと。「コンプリートガチャ」の略称。ゲーム内の「ガチャ」と呼ばれるくじびきで得られる数種類のアイテムを指定の通り完全にそろえる(コンプリートする)と、希少なアイテムと交換することができる。「ガチャ」で得られるアイテムは無作為に選出され、またその多くは有料である。そのため、希少なアイテムを入手するまで何度も「ガチャ」を購入した結果、高額な請求を受けるといった事態が2010年ごろから問題視されている。12年5月8日、消費者庁は、「コンプガチャ」が不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法、景表法)に違反する可能性があると指摘。この指摘を受け、ソーシャルゲームを運営する大手各社は、この商法を同年5月中に中止すると明らかにした。「ガチャ」の呼称は、自動販売機で売られるカプセル入りの玩具「ガチャガチャ」「ガチャポン」などに由来するとされる。