森ビルが中国の上海市浦東新区に建設した大型複合ビル。2008年8月30日に本格開業。高さ492m、地上101階、地下3階建て。延べ床面積は38万平方mで、東京の六本木ヒルズとほぼ同じである。通称、上海ヒルズ。世界高層ビル協会から「最高フロア高さ」と「軒高」の2部門で世界第1位に認定された。100階の展望台「スカイウォーク100」は474mで、カナダのトロントのCNタワーの展望台を抜いて世界一の高さとなり、年間300万人の入場者を見込む。1997年に着工したがアジア通貨危機のあおりを受け工事が中断、2003年に再開され14年がかりで完成した。総工費は1250億円。金融センター機能を中心に、オフィスや、会議・商業施設、メディアセンター、高級ホテル「パークハイアット上海」が入居、上海の新たなランドマークとして注目を集めている。ちなみに現在の世界一の超高層ビルは、台湾の「台北101」で約509m。だが、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで建設中の「ブルジュ・ドバイ」が完成間近で、約800mを超える高さになるといわれている。