フランス語で「助言をする人」を意味し、レストランでワイン選びのアドバイスをするソムリエと同じように、小売店で顧客の要望に応じてフランスワインの選び方について助言する専門家のこと。フランス産の酒類、食品の輸出促進を図るフランスの公的機関「フランスアグリメール」が主催する認定資格で、フランス食品振興会(SOPEXA)日本事務所(東京都渋谷区)が1996年から認定を開始し、2010年末現在で約300人のコンセイエが全国各地の酒販店にいる。資格の認定はフランスワイン販売業務の経験者を対象に、ワインの醸造や販売、最新動向などに関する筆記試験で行われ、ソムリエやジャーナリストなど8人の審査員が選考にあたる。合格率は10%前後で、2010年度は100人を超える参加者の中から14人が合格した。