最優秀選手賞は、サンフレッチェ広島の初優勝に大きく貢献したFW佐藤寿人(ひさと)が初受賞。佐藤は主将として全34試合に先発出場し、22ゴールを挙げて初の得点王にも輝いた。佐藤はさらにベストイレブン、フェアプレー個人賞も受賞した(いずれも2回目の受賞)。1991年4月2日以降生まれが対象となったベストヤングプレーヤー賞は、鹿島アントラーズのMF柴崎岳(がく)。最優秀監督賞は、就任1年目で広島を初優勝に導いた森保一(もりやす・はじめ)監督。Jリーグで選手経験のある日本人監督の受賞は初めて。ベストイレブンには広島から佐藤のほか、GK西川周作、DF水本裕貴、MFの青山敏弘と高萩洋次郎が選ばれた。佐藤以外の4人は初受賞。そのほかの受賞者は、DFの駒野友一(ジュビロ磐田、初)、田中マルクス闘莉王(名古屋グランパス、9回目)、MFのレアンドロ(柏レイソル、2回目)、遠藤保仁(ガンバ大阪、10回目)、FWのウイルソン(ベガルタ仙台、初)、豊田陽平(サガン鳥栖、初)。遠藤は10年連続の受賞で、自身の持つ歴代最多受賞記録を更新した。