女性限定で気の置けない仲間が集まって、おしゃべりを楽しむ飲み会やお茶会。女性同士の宴会は昔からあったが、最近の流行は、アメリカの人気テレビドラマシリーズで映画化もされた「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」に影響を受けた日本の雑誌モデルらが、ブログなどで自分たちの個人的な集まりを「女子会」と称して情報発信したのが始まりだという。集まるメンバーは学生時代からの友人や職場の同僚などが多く、主な楽しみとして、同性ならではのあけすけな本音トークによるストレス発散や共感、また趣味やファッション、美容、恋愛などの話題から情報交換や刺激を得ることなどが挙げられている。外食産業やホテル、旅行業界などもこの動きを取り込もうと、「女子会向けメニュー」や「女子会宿泊プラン」などを次々に企画。2010年12月1日に発表された「ユーキャン新語・流行語大賞」でも、女性グループ限定宴会プラン「女子会」が好評という理由で、居酒屋チェーン「笑笑」などを経営する「モンテローザ」の大神輝博社長が受賞している。