毎年10月に日本で開催される、最先端のIT(情報技術)やエレクトロニクスを紹介する総合展示会。出展者数、来場者数などでアジアでも最大級で、同分野の展示会としてはアメリカで開催のCES(Consumer Electronics Show)、ドイツで開催のIFA(Internationale Funkausstellung Berlin)と並ぶ、世界有数の規模を持つ。前身は、1964年に始まったエレクトロニクス分野の「エレクトロニクスショー」と、97年に始まった情報・通信分野の「COM JAPAN」で、この二つの展示会を統合して、2000年から「シーテックジャパン」となった。10回目を迎えた09年は、千葉県千葉市の幕張メッセで10月6日から10日までの5日間で開催され、海外23カ国・地域の263社・団体を含めた計590社・団体が出展。複数のメーカーが公開した3D対応薄型テレビや、三菱電機が公開した世界最大の有機ELディスプレー(155型)などが注目を集めた。来場者は、メディア関係者などを含めると15万人に達した。主催は、電子情報技術産業協会(JEITA)、情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)の各業界団体。