若者の人材育成などを目的に、弘前商工会議所、青森県アパレル工業会、青森県、弘前市が主催する全国高等学校ファッションデザイン選手権大会の通称。「21世紀のファッションを担う人づくり」というファッション振興策として2000年に北東北3県による大会を実施し、01年以降は全国大会となった。日本国内の高校生(高等課程のある専門学校も含む)を対象とし、同一学校の生徒2人1組でチームを結成。応募されたオリジナルのデザイン画をもとに一次審査が行われ、通過校は毎年8月に弘前市で開催されるファッションショー形式の最終審査会に臨む。モデルはチーム内の1人が務め、アクセサリーや靴なども自作、ヘア・メークもチームで行う。高校生らしい自由でみずみずしい感性が表現されているかが審査基準となる。10年8月22日、弘前市民会館で第10回となる大会の最終審査が行われ、233校2165チームによる4455作品の応募作の中から、京都府福知山市の京都共栄学園高校の作品「Line drawing(ライン・ドローイング)」が優勝した。樹脂で木綿糸を固めた新感覚の手法が評価された。優勝校には10回記念の副賞として、2011年のフランス秋冬パリコレクションの視察が贈られた。