2007年2月2日、文部科学相の諮問機関である文化審議会が、伊吹文明文部科学相に答申した「敬語の指針」の中で、新たに設けられた敬語の分類。これまで、敬語は「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3分類だったが、このうち謙譲語を、たとえば「(先生のところへ)伺う」「(先生への)お手紙」のように、自分がへりくだって相手を立てる表現を謙譲語1とし、「(明日から海外に)参ります」「小社」のように、自分に関することを控えめに表す表現を謙譲語2(丁重語)として、二つに分けた。また、丁寧語のうち「お酒」「お料理」など、相手を立てる意味合いがなく、単にものごとを美化した語を美化語として独立させた。敬語を、より的確に使ってもらうことを意図した分類だが、複雑化したことで混乱を招くとの意見もある。