「ポップカルチャーの街」東京・秋葉原が、新たにつくったシンボルキャラクター。NPO法人「秋葉原観光推進協会」が募集した「AKIHABARAキャラクターコンテスト」で、約40点の応募作品の中から最優秀作品に選ばれた。作者はフリーのイラストレーター「赤雪姫」。ゴスロリ風の衣装を着た美少女系で、地方に多いゆるキャラとは一線を画している。1989年まで秋葉原駅近くにあった東京都中央卸売市場神田市場(通称「やっちゃば」)にちなんで野菜や果物をモチーフにしたキャラという応募条件に基づき、「リンゴの国から追放されたが、差別のない世界のために戦う毒リンゴの女王」というプロフィールが設定された。今後は同法人が推進する「AKIHABARA BRAND」(秋葉原ブランド)の商品展開や、海外からの観光客誘致に関するPRなどに活用される。第一弾として、2010年3月29日、同法人が開発した菓子「秋葉原メイドーナツ」のキャラクターに起用。3D出力による立体フィギュアとぬいぐるみを公開した。また、道案内や店舗案内などには無料で使ってもらい、「秋葉原の魅力を伝える案内役」となることを期待しているという。