ランニングやウオーキングによるタイムレースに、足湯などの温泉浴を融合させた、健康増進のための新スポーツ。イベント会社を主催する井上康治が発案し、2007年に福島県いわき市で第1回大会が開催された。名称はスパ(温泉)とトライアスロンの合成語で、基本的なレースの流れは、(1)スタート、(2)3キロ競歩、(3)足湯入浴、(4)4キロ競歩、(5)入浴、(6)3キロ競走、(7)ゴール・入浴、となっている。ただし大会によって、ママチャリ(買い物用の自転車)を使ったレース、登坂かけ上がり、水中ウオーク、といったアトラクションルールを採り入れることもある。また、参加選手がユニホームとして、レンタル浴衣を着用するのも特徴の一つ。大会は主に温泉地で開催され、年齢・性別を問わず参加できることから、地域活性にも貢献している。同時開催のイベントとして、タイムではなくクイズやゲームの得点を競いつつ、ジョギング、ウオーキング、入浴を行うスパアスロン、愛犬と一緒に参加するペットアスロン、レース中に撮影した写真の腕前を競うフォトアスロンなども考案されている。