「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」に基づき、乗用車、小型バス、小型貨物車に義務づけられた燃費性能の目標基準。2007年2月2日、国土交通省と経済産業省が設置した二つの小委員会が開いた第8回合同会議で、新燃費基準の最終取りまとめが行われた。これによれば、15年度を目標に、ディーゼル車を含む乗用車がリッター当たり16.8km(対04年度比改善率23.5%)、小型バスが8.9km(同7.2%)、小型貨物車が15.2km(同12.6%)と定められた。これは環境意識の高いヨーロッパの現行基準(例えばガソリン乗用車でリッター当たり16.6km)に匹敵する。この結果を受け、両省は07年夏ごろに関連法令の改正を行う予定だが、目標基準に満たない場合は罰則もあり、各メーカーは一層の研究開発を求められることになる。