財団法人日本相撲協会の初の公式キャラクターで、同協会のサイト内のコンテンツ「ハッキヨイ! せきトリくん」の主人公。子どもや若い女性といった新たなファン層を開拓する狙いで制作され、2009年8月31日に発表された。ひよの山はゆるいタッチで描かれた、ひよこを連想させるくちばしのある黄色い力士で、いわゆるゆるキャラ。元前頭二枚目で、現在は農業を営む父「鳥ヶ嶽(とりがたけ)」の果たせなかった横綱になる夢をかなえるべく、東北から1人上京してきたという設定。スピードと柔軟さが持ち味の力士だという。日本相撲協会のサイトには、短気でけんかっ早いライバル力士「赤鷲(あかわし)」、鳥ヶ嶽の親友でひよの山の師匠の「大鳥親方(おおとりおやかた)」、兄弟子など、ひよの山を取り巻くさまざまなキャラクターが紹介されており、今後、ひよの山が立派な“せきトリ”を目指して成長していく物語が、漫画で掲載されていく予定。また、09年9月13日から両国国技館で開催の九月場所(秋場所)では、先着100人に同キャラの入ったクリアファイルが配られ、新たに設置されたプリントシール機には、同キャラのオリジナルフレームも登場した。