神仏をアニメ風キャラクターにアレンジした「萌え看板」や、境内での「メイドカフェ」などのイベントにより、「萌え寺」として有名になった東京都八王子市の寺。正式名称は松栄山・了法寺。延徳元(1489)年に開かれた日蓮宗の寺で、2年前までは訪れる人もまれだったが、2009年5月に「萌え看板」を掲げたところ、ネットや口コミで評判になり、国内のみならず海外のメディアも取材に来る注目スポットに急成長。今ではイベントを開けば毎回数百人が訪れ、萌え系のお守り、絵馬、おみくじ、Tシャツなども販売するようになった。同寺のテーマソング「寺ズッキュン!愛の了法寺!」が、アニメ専門チャンネル「アニマックス」の携帯公式サイトによる着うた配信で、ダウンロードランキング1位を獲得したと、2010年10月初旬、メディア等が報じた。同年8月14~15日に、同曲をはじめ「さとりDEポン!」「僕の仏陀のプロペラは、素晴らしきかな メイド イン ニルヴァーナ」「如来16(涅槃モード)」など全6曲を収めた同人CDを、「コミケ78」で発売。さらに翌9月から着うた配信を始めた。いずれも明るいアップテンポの読経調ソングで、他の曲もランキング上位を占めているという。10年11月7日には、寺内にまつられた弁財天をモデルにした「とろ弁天」のフィギュア完成を記念して、「萌え仏像・奉納祭!」が営まれる。