オランダのNPO法人ヨハン・クライフ財団からの寄付により、2011年夏に石川県金沢市の城北市民運動公園内に設置される子供向けの人工芝サッカーコート。日本代表MFの本田圭佑(ロシア1部リーグCSKAモスクワ所属)は08年から2年間、オランダリーグのVVVフェンロに在籍し、09年には2部リーグのMVP(年間最優秀選手賞)に輝いた。その活躍を評価したヨハン・クライフ財団が日本サッカー協会に寄付を申し入れ、本田が星稜高校時代を過ごした第2の故郷、金沢市へのコート設置がまとまった。ヨハン・クライフは1970年代にオランダ代表主将も務めた伝説的名選手で、97年に財団を設立して以来、子どもたちの健全な成長を目的とする「クライフコート」を世界100カ所以上に設置しているが、アジアではこれが初めてとなる。財団は子どもや障害者の優先利用を条件に20万ユーロ(約2200万円)を寄付し、42メートル×28メートルのコートがつくられる。完成式典には本田も参加する予定。