野球協約は、日本プロ野球組織に所属する全12球団が合意の下に制定した、プロ野球界の憲法に当たる取り決め。第86条はオールスターゲームの出場辞退を防ぐための規定であり、オールスターに選抜された選手が出場辞退した場合、選手登録は自動的に抹消され、オールスター終了後、10試合を終了する翌日まで、再登録することはできない。かつては顕著な傷病等により出場ができないとコミッショナーが認めた場合、再登録できるまでの期間を短縮できるという特例措置もあったが、2006年で廃止された。07年6月25日、オールスターファン投票の最終中間発表で、パ・リーグ5位と低迷する楽天の選手が、10部門12人のうち8人を占める事態が起こり、楽天の球団代表は、当該選手が出場辞退を希望した場合、登録抹消などのペナルティーを免除する特例措置を希望。注目を集めている。