ロシアの北極圏の永久凍土から、2007年5月に凍った状態で発掘された、生後約半年の雌のマンモス。体長1.2m、体重約50kg。およそ3万7000年前に死んだとみられる。全身が残った状態で見つかったのは世界で初めて。ほぼ無傷で保存状態も良いため、日本の東京慈恵会医科大学の高次元医用画像工学研究所の鈴木直樹教授によって、三次元コンピューター断層撮影法(CT)で、内臓や骨格、筋肉の構造などを解析するため航空輸送されてきた。1万年前に絶滅したとされるマンモスと今のゾウとの違いを比較し、進化の歩みを研究する。08年1月2日~2月3日まで東京千代田区の丸の内ビルディングで、CT撮影で立体的に表現した画像も併せて一般公開されている。「リューバ」とは発見者の妻の名前。