1年に1度行われる世界規模のミス・コンテスト。優勝者の称号でもある。アメリカのトランプ財団と、アメリカ放送大手のNBCグループが共同出資するミス・ユニバース機構の主催。正式にはミス・ユニバース ページェントといい、1952年にアメリカのカリフォルニア州ロングビーチで第1回大会が開催された。51年から開催の「ミス・ワールド」(ミス・ワールド機構主催)、60年に始まった「ミス・インターナショナル」(日本の社団法人国際文化協会が主催)と合わせ、世界3大ミスコンテストと呼ばれている。ミス・ユニバースは、約90カ国からそれぞれの国の代表が出場し、スイムスーツ(水着)審査、ナショナルコスチューム審査、プレゼンテーション、面接などで、世界に通用する美しさはもちろん、内面や、健康的な肉体、表現力などを総合的に審査される。日本代表は日本大会「ミス・ユニバース・ジャパン」で選出され、59年に児島明子が初めて世界大会で戴冠。その後、日本人は優勝から遠ざかっていたが、98年にフランス人のイネス・リグロンがミス・ユニバース・ジャパンのナショナル・ディレクターに就任して以来、2003年に5位(宮崎京)、06年に2位(知花くらら)と順位を上げ、07年に、森理世が48年ぶりの優勝を飾った。09年7月22日、09年大会の日本代表に選ばれた宮坂絵美里が、世界大会で着用するナショナルコスチュームが発表された。腰回りの丈が極端に短く、ピンク色のボディースーツの股間やガーターベルトを大胆に露出させた黒い振り袖だったが、下品すぎると抗議が殺到。デザインを変更する騒ぎとなった。世界大会の最終選考会は09年8月23日にバハマで開催される。