独自の地域名を自動車のナンバープレートに表示できる「ご当地ナンバー」のうち、富士山周辺地域に導入されたもの。2008年11月4日、国土交通省が交付を開始した。対象となるのは、静岡県側が富士宮市、富士市、御殿場市など6市町、山梨県側が富士吉田市、富士河口湖町、忍野村など7市町村。交付開始を記念して、当日は富士吉田市と御殿場市で出発式が行われた。「ご当地ナンバー」は、地域振興などを目的に06年10月にスタート。これまで仙台、会津、つくば、伊豆など、18地域に交付されているが、2県にまたがるのは今回が初めて。数字部分を自由に選べる「希望ナンバー」は、富士山の標高にちなんだ「3776」が一番人気で、「223(富士山)」「2236(富士山麓)」「2255(富士五湖)」などにも希望が集まった。ナンバーは、新車購入や転入などで順次切り替わるが、およそ30万台とされるエリア内の登録自動車についても、希望があれば変更できる。