若いバレエダンサーの発掘と育成を目標とした、若手ダンサーの登竜門とされる国際的なバレエコンクール。参加資格は15歳から18歳までのアマチュアの男女で、2回しか参加することはできない。ビデオで予選を通過した世界各国のバレエダンサーたちが、スイスのローザンヌで行われる本選で、クラシック部門のほかコンテンポラリー・ダンスなども踊り、技術や芸術性、将来性なども含めて審査される。「スカラシップ賞」に入賞した上位者には、賞金と世界の有名なバレエ学校やバレエ団での1年間の留学や研修の権利が与えられる。日本人の入賞者には1989年に初めて金賞を受賞した熊川哲也や、中村祥子、上野水香などがおり、近年は、森志乃(2006年)、河野舞衣(07年)、高田茜(08年)と入賞者が続き、09年には水谷実喜と根本里菜の2人が入賞した。